やさしい月明かりと 山吹色のスターライト うみの底でみている 決して掴めない光のあわだちを きみはしってる ゆれる水面の暗がりを 追いかけていた 旅立ちの合図 何度でも繰り返すのさ きみの声が響いて止まない 夢のなかで とけていってしまう 「ねえ、チャーリーボーイ この世界の果ての先を 見に行こうよ」 「ああ またそうやって! 少しだって悪いと思ってないだろ」 仄暗い道をたどって 手招く便りが僕のもとへ 行き場のないゴンドラが レースカーテンの向こうで じっとしてた 破り捨てた紙の端に 火をつけ燃やしている 揺蕩うゆりかごのそばで 奇跡を待ってる 死んでゆくのは いつまでも こわいけれど 仄暗い道をたどって 手招く便りが僕のもとへ 先を急ぐゴンドラが レースカーテンの向こうで じっと見ていた 錆びついたドアを壊して 火をつけ燃やしていく 崩れゆく過去はともしび 奇跡を照らして 「逢えたらいいけど」 いつの日かふたり つめたいうみの底で
