もしも今から さよならされても 引き止めようとしないかもしれない 静かな二人の部屋では 揃いのカップが笑うの きらめいたあの日々は 心の奥深く眠って 夢を見て 泣いたって 目が覚めたら冷たい熱の中 何もないから 離れられなくて 何もないから 離れたくなって 優しい目をしたあなたを どの顔で見つめたらいい 帰れない帰らない 繋いだ手の感触さえも 今はもう違っても 名前を呼ぶ声とあんずの空 もう 何も 要らないから もう 一度 一度… 「愛してる」 聞かせてよ 二人だけの部屋は静かに 会いたくて あの日々に 零れ落ちる過去に溺れて きらめいたあの日々は 心の奥深く眠って 夢を見て 笑っても 目が覚めたら冷たい熱の中