わたしにないもの 大概持っていて 注目を避けるのが 上手な子だった 約束しなくても いつもここで会えた 習慣って厄介なものです いつの事だか 思い出せないけど 笑い過ぎて すこし鼻水出た テレパシーに疲れても 元通り戻るわ 不織布で濾された 混じり気ない愛で 少し苦しくても ここで遊んでいたいの 空白を埋めるように 戯けて見せて ふと考えたの 魚になってみて 水槽を泳いだら たぶんこんな気分 どんなところにだって 愛着はあるし わたしを待ってる人がいる 敢えてメランコリー って気分じゃないし 大人ぶるのも 違う気がしてるの いつの間に届いたの 軒先にぽつんと 置かれてた燃え殻 振り向きざま投げた 髪の毛を解いたら 明日の風が吹いた またいつか同じ場所で 笑えたらいいね 憶えていたくても 忘れてくと思うけど これ以上何かを 失いたくはないから テレパシーに疲れても 元通り戻るわ 不織布で濾された 混じり気ない愛で 少し苦しくても ここで遊んでいたいの 空白を埋めるように 戯けて見せて