「おやすみ。」 そうやって環状の毎日を 何度も巡っている 寝苦しい 忙しなく過ぎる季節の群れに 置いていかれない様に歩いている 大切なあの風景は 変わらずに在るでしょうか 終わらない暮らしがあるなら 離れない過去になるのならば 下らない痛みを背負うのは もう止めよう 相応しい傷だけ世話を焼いて 「おかえり。」 こうやって燦々の生活は 正しい顔をして笑っている 今でも鮮明に繊細に覚えている 嫌でも忘れることも出来ないや 感情に従順に転げていた いつからだ 思う様に笑えなくなったのは 粧した暮らしがあるなら 変わらない暇はどうしてでしょう 下らない迷いを問うのは もう止めよう 相応しい毒だけ身に宿して 続いていく日々があって 手を離したくないけど 全て覚えていたいだなんて 傲慢だ わかってる 終わらない暮らしがあるなら 離れない過去になるのならば 下らない痛みを背負うのは もう止めよう 相応しい傷だけ世話を焼いて