どこにでもいるよな 男の子のひとり 特別興味はなかったの だけどなぜか 魅かれていたの とてもきれいな 指先だけは 今 裸の肩先に あなたの指先 ためらいながら 触れて離れ 心のスキマへと 目を閉じると 何かはじけ飛ぶ ひそやかにゆらめく 女の子がひとり 夢見る恋を 捨てる時 何か変わる 予感に泣いて 涙のあとを 指先たどる 今 裸のくびすじに やさしい気配を 感じて 私 透きとおるの 心のスキマから あなた見つめ ひとりで 浮かぶ ありがとう ここからは 私の心 自分で指さし 生きてゆける そんな気がするの ほんとうの私になるのよ