涼風(しだかじ)吹く季節(しち)に 旅立ちゅる里(さとぅ)よ 別り苦(ぐり)しゃあしが 我(わ)んや一人(ひちゅい)待ちゅさ 夢(いみ)しじくになりば 我(わ)ん泣ちゅんとぅ思(うむ)り 女身(ゐなぐみ)ぬ芯立てぃてい 唄声(うたぐぃ)届(とぅどぅ)きらな 森(むい)ん押(う)しぬきてぃ 海ん越(く)いてぃ逢ゆらやしが 里(さとぅ)が居める島や なひんあがた ありが姿(しがた) 面影(うむかじ)立ち勝てぃ 里(さとぅ)よ 里(さとぅ)よ 行逢(いちゃ)いぶさや 里(さとぅ)よ 夢路(いみじ)橋ゆ架きてぃ 渡らていすしが 恐(うとぅ)るさくぬ闇夜(やみゆ) 我(わ)ん手(てぃ)ゆ取(とぅ)てぃたぼり 高さ山やてぃん 千里(しんり)ある砂浜やてぃん 愛(かな)し思(う)み里(さとぅ)に 会ゆらとぅ思みば 愛(かな)さ姿(しがた) 想(うむ)てぃ唄ら今宵(くゆい) 里(さとぅ)よ 里(さとぅ)よ 聞(ち)かりゆんな唄声(うたぐぃ) やがてぃ 時(とぅち)や 待ちかにたる季節(しち)ど 里(さとぅ)よ 里(さとぅ)よ 行逢(いちゃ)いぶさや 里(さとぅ)よ ありが姿(しがた) 面影(うむかじ)立ち勝てぃ 里よ(さとぅ) 里(さとぅ)よ 行逢(いちゃ)いぶさや 里(さとぅ)よ 限(かじ)りねらん 契(ちぢ)り物語(むぬがたい) 里(さとぅ)よ 里(さとぅ)よ 我(わ)が愛(かな)さる里(さとぅ)よ 行逢(いちゃ)いぶさや 里(さとぅ)よ 契(ちぢ)りせる里(さとぅ)よ