ここから遙か20000マイル先 空の終わる場所 夢の果てる場所 いつから君は僕を追い越して チェシャ猫みたいに 笑顔だけ残して どうにもならないなんて 言ったところで僕らは 波打ち際 濡れた砂に 足跡残して あぁ 遠く遠く近付けばまだ遠く この夢の火を 捨て去る場所を求め 胸を焦がす密やかな痛みさえ 名付けられず持て余すままの日々も いつかめくり終えた頁のように 透き通る空 風は南から 世界はいつでも 僕を追い越して どうにもならないことが 気になり過ぎるタイプの こだわりとかプライドとか さらば愛しき日々 遠く深く 胸の中奥深く この夢の火を 捨て去る場所を求め 知らず知らず僕らは刻むのだろう 誰にも見せず眠る墓標の名前 ひとつふたつ数え 夜を越えて行く