ならないよ

歌詞

綺麗な日本語を使うバンドの曲を 聴いて 僕の心と舌先がいかに 純粋さを失っていたかに気づいた 来月の予定を立てるのに 友達を誘うのにも一苦労だ 周りの目が気になんない人なんて 本当にいるのかよ 僕にとっての「大切」は 君にとってもそうだと思っていた でもそうじゃなくて 人それぞれだよなって 割り切ったフリして割り切れないよ 「どうして?」が頭の中 駆け巡る 午前0時 眠れないまま横になって考えるんだ これから先 僕は大人として どうやって生きていくんだろう? 「流動的に頑張りすぎず 肩肘張らずに僕らしく」 なんてよく言ったもんだ それができりゃこんな 気持ちになんて ならないよ ならないよ 僕は君のツイートを 定期的に見ていいねを押す けど君は全然いいねをくれない 他の音楽仲間のツイートばっか 見てる 一緒にバンドをやってるのは 僕なのに どうして僕ばっか神経質になって 僕ばっか気を揉んで 僕にとっての「大切」は 君にとってもそうだと思っていた でもそれは違くて 君の人生なんだから 君の気持ちを 最優先すべきなんだろうけど じゃあ、僕らが音楽に捧げた あの日々はなんだったんだ? 君が「バンドを辞める」と言った 急にとかじゃなくて、 いつの日からかなんとなくそんな 気がしてた 君と僕とじゃ本気度が違うって でも そのままそれを口にすれば 僕らの青春は綺麗に保存できない 君の尊厳を守るため いや、 僕の信じた日々に泥を塗らないため 眠れないまま横になって考えるんだ これから先 僕は大人として どうやって生きていくんだろう? 「流動的に頑張りすぎず 肩肘張らずに僕らしく」 なんてよく言ったもんだ それができりゃこんな 気持ちになんて ならないよ ならないよ なれないよ