茜に染まる街を抜け 地下鉄に乗り込んだなら 少しはマシになるはずさ 騒ぐ胸も焦る足も 聞いた話じゃ趣味の悪いあの人と 付き合っただとかどこまでいっただ とか 聞きたくもないのに痛がる胸 考えたくもないのに 夕暮れが僕を照らす 薄れてた君に色がつく前に 逃げようが隠れようが 君の残り火を消せずにいるよ 「君が笑ってくれるなら」 なんて思ってた愚かな恋 汚れた君の沼の中に 溺れたまま抜け出せない 愛する魔法を忘れたら ちゃちな世界でも飛べるだろう 最後に君が僕にくれた サヨナラが焼き付いて火照りが 取れない _ 翳り行く街の中で 赤く照らされた君とその誰か 長い髪もその笑顔も 君はあまりにも綺麗すぎた 夕暮れが僕を照らす 薄れてた君に色がつく前に 逃げようが隠れようが 君の残り火を消せずにいるよ