一つから二つ 二つから四つ 四つから八つ 分裂分裂分裂分裂を繰り 返してあるとき ぽっと出のあぶくみたいに意識が 生まれた どのような順序で体が 出来あがるのかは知らない ただ心臓が 作られたときにはすでに音楽が 生まれている 美しいリズムが鞠のようにはずむ 今今今を重ねて膨張する宇宙 地中深くもぐる蝉の夢をみてる 無我夢中で掘り進める土の感触 フロイトの指し示した的外れな結末 「今度会おう」 「どこで」 「来世」 「「いつか同じ人になろう」」 丸い玉の行方追って地球から バイビーって 膨らんでゆく球になった子宮から ベイビー そして悟る ありとあらゆるものが外へ 出たがっている 包まれたものたちは全て外の世界を 夢みている 何があるのかも知らず 何者かさえも知らず ひとつ 思い出したきっとすぐに忘れる このメロディ知ってるここに来る 前から このトンネル知ってる五万年前から 狭くてねじれてる赤い赤いトンネル あれ?どうやって息をしよう どこかに出会うべき 者がいるとわかる 同じように心細い気持ちで私を 待っているはずだ 雨粒のように再会しよう 「私たちはもともと 一つの塊だったのだから」
