この手をかざした かすかに差し込む光はまるで はてなく広がる闇をとかすほほえみ くりかえす祈り 渇いたくちびるに落ちた 行き場のない悲しみと痛みの雫 どうして想像しない悲しみはいつで も近くにいるの? せめてこの祈りを そらへ、そらへ、 とかした この手つないだ 君はもういない 名前をよんだ 君はもういない 光にとけてあの時君はひとり何を思 った? 薄紅色の風 古のうたを思い出す 寄せては返す波のように 揺らめく時を この手つないで 君はもういない 名前をよんで 君はもういない 光にとけてあの時君はひとり何を思 った? 君のいない時を時計は刻むよ 空虚は私を闇へとのみこむ この手をかざした かすかに差し込む光はまるで はてなく広がる闇をとかすほほえみ