春に生まれたことなんて 新たな憂鬱と 誰かの幸せに忘れ去られ 気付いた時にはもう 覚えたフレーズも 届いてくれないし 君と二人笑い合えば 気持ち押し殺して いつも不安定で 忘れていたはずの 酷い言葉 胸に沁みた これから 何を話せば良いだろう 一つ歳を重ね 青春が消えた 肝心要の心が傷つく度に景色は 変わってく 昨日まで 取り留めもなかった歌は特別になる 37度の微熱に惑わされていた 春の陽気さが 僕らを突き放し 大人にさせるんだ 無いものを探していた春 見下ろした先の菜の花に ここに居ることも 受け止めてくれるような 季節の中で優しさに触れていた 綿毛が飛ぶように 昨日までの記憶は夢の果てに たどり着いた場所で咲けば良い 37度の微熱に惑わされていた 春の陽気さが 僕らを突き放し 大人にさせるんだ