焦がれるように響きだす鐘の音 灰に煤けた裸足じゃ届きはしない 今も残るのは夢の切れはしと 夜をこぼしたガラスに涙の跡 寄せては消えてゆく 泡沫 思い出 藻掻くほど軋む胸の奥 気づかない振りした だってそんなことあるはずがないか ら 期待外れの魔法 溢れた想いは奇跡を呼んで降り 注いだ 今はただ君と踊っていられたなら ベルが鳴り響くまで 夢を見すぎては夢うつつ 盲いた両の目 だってこんなことあるはずがないの に まるでお伽話のような魔法 溢れた想いは奇跡を呼んで降り 注いだ 遠く眺めるだけだった憧憬は 零時過ぎも輝くいた もう目は逸らせないでしょ お願い 夢なら覚めないで 物語は明日へと進む 響いたベルは鳴りやまない