もうないんだね行くことが あの街の方へ 君はシニカルだったけど 最後は揺れた 空に弾ける君とアドバルーン 月と共に混ざるキュビズム サラサラと流れているせせらぎの 中にいるみたいで 坂を駆ける白けた日常 齟齬ばかりの惨憺たる世界に轟いた 輝き増す日は君 すぐに去る 皆待っていたはずなのに なぜ手を離すの 心残りはあったけど 風が教えた 永遠に味気ない日々を過ごした 街に傷 色濃く残って ズキズキと痛み増すのは 遠いところからのメロディ 開く扉と記憶 愛情 溶けすぎた夢物語が ゆらゆらと崩れてゆくみたい どうか どうか行かないで