ママが16歳の頃 僕は産声あげたのさ 参観日は金髪に革ジャン それはぶっ飛び優越感 自慢のママはギタリストだが まだテレビには出たことがない でもママのライブはかっこいい 宿題してるくらいなら暗いならさぁ カモンカモンカモンカモンさぁ 運動会ならいつも 僕より熱くなって目立ってる 缶ビール片手に気張って 大きな声で応援してくれる 夜はアルバイトをしている 身なりには気を使えって 友達と遊び行くときも 僕だけスーツを着せ こういうのさ「最高!」 ママのテクにプロモーター “ナオンの野音”に出てみないか きっとチャンスさえあればいい 予想通りに売れちゃった 今じゃ僕に嫌なこと言った クラスメイトや近所のばばぁ 手のひら返し態度変わった ただ困った 参観日に来れないって ツライツライツライツライなぁ テレビで見ても抜群 やっぱ僕のママだけがかっこいい 缶ジュース片手に気張って 大きな声で応援してあげる 夜のアルバイト辞めたけど 変わらず朝までかかって 多少は寂しさあるけれど 僕はクールに言ってやったよ 「ママ最高!」 ママのギターは世界を変える ただ困った 参観日に来れないって ツライツライツライツライなぁ 教室の後ろチラっと 何度も振り向いて確かめてみた ママがいればすぐ分かる だって金髪に革ジャンだから・・・ 孤独な授業は過ぎて 早くママのライブに行きたかった そしたら不意に先生 究極の難題を僕に指して 吹き出す汗を押さえながら おそるおそると答えて すると先生よりも先に 扉が開いて 大きな声響く「最高!」