Track bySOUR
連続する街路灯のせいで 後ろから覆い被さってく夜の影に レコードノイズに雨音が混じって 頭ん中は霧雨の様だ 雨上がりの白熱灯のせいで 湿気帯びた 19時前の空気越しもわんと 揺らめいたアスファルト 水たまりに映る僕は 霧雨の様 乳白色の入道雲 横切った電線踏み切った電車 深緑の先に ビルディングの蜃気楼 水色のビニール傘 飛んでった高架下 君との想い出 なぞって数えて 探し出す様に 影背負う 街を歩く 五里霧中のままで 無我夢中で駆けて 高鳴る胸に 待ちわびて 心焦がす