あの人はいつも長い影を連れ 向こうを眺めては消えるけれど 不思議には思わなかった 帰り道僕の後ろについてくる 長い影はあの人と同じ 離れられなくて Ah聞こえますか? 心の奥の悲痛な叫び Ahいつの頃か僕が僕で 無くなったこの苦しみを そしてあの時のあの景色に 溶けてしまおう 無限に広がってくあの世界が全て もしもこの次に 生まれ変わることがあるなら あの人の影に なりたい… なりたい… なりたい… あの人が来てくれなくなってから 間もなく僕も消えてしまおうと 思ってた風の強い日 もう少し待ってみようか? それともそろそろ帰り道を 歩こうか? カラスが鳴いてる Ahすべての色 飲み込んでいく夜が嫌いだ Ahそして朝を いつも通り迎えて今日も繰り返す そして あの時のあの景色に 溶けてしまおう 無限に広がってく あの世界が全て もしもこの次に 生まれ変わることがあるなら あの人の… だから僕は今 少しだけど 近付けたかな? まだ心の奥では 怖がっているけれど いつも透きとおる もう一人 黒い影を背負って さぁ また踏み出そう