ポートレイト

歌詞

白みがかったため息を吐いて 煙草に火をつけた 向かい側のアパートに隠れた 月の光もボヤけていた このくらいでいいんだ 日陰者くらいがいい 自分を嫌えるくらい 好きになろうともしていない 切り取った僕の日々の中で 光が当たった瞬間を 実は今も覚えているんだ 僕はまだ死んじゃあいない 嘘をついて目を伏せてきた事 誰か通った険しい道を 震えながらも一歩ずつ進んでいく 顔を出した月に手を伸ばした おかげで見えなくなった 丘の上の家でも買おうか 夢はいくらでも増えていく このくらいでいいんだ そっと口をこぼした 身に纏う現実に 心は今も叫んでいる 切り取った僕の日々の中で 光が当たった瞬間を 実は今も覚えているんだ 今もここで生きている 何が嘘かもわからなくなった 守った夢だけは確かだ 震える声は確かに叫んでいた このくらいがいいんだ 怯えながらでもいい 自分を嫌いたくない 出来るだけ好きでいたいんだ 切り取った僕の日々の中で 光が当たった瞬間を ずっと今も覚えているんだ 忘れられるわけがない 嘘の隙間で選んだ道を 隠しきれなかった夢は 震えながらも叫んだ 僕のもの 震えながらも進んだ勇気のあかし