ふと思ったんだ 世界は狭いなって 今自分を捨てて また偽りの繰り返し 悔しくなったな もっとあーすれば良かった はぁ… 溜息混じりのアスファルト それも振る舞ってる愛想 また見ないフリして わざと「普通」を描いた 都会の夜空も 本当は光る星を隠していた 暗闇は深く溶けて 溺れそうになりながら 嗚呼…泣かされて流れた涙も また無駄に消してゆく 街を歩く人らは 何にも興味無しでいつから どこも見なくなったんでしょう? スマホ見て電話して また忙しない足音で 今夜の月だけは明るいのも知らずに 誰かが強くて 悪くて 嫌いで そう決め付けて 生きるのはダサくて だから何度も何度も何度も何度も 見上げた夜空に呟いた 「月が綺麗だ」 不意に聞かれたんだ 「今世界が終わるならあなたは私と 一緒に死んでくれますか?」って 頷けなかった 大切を知らなかった あゝもう… こんな気持ちになることが 虚しくて嘘に変わった 離れない影法師 慣れてない平常心 また絶望がある方に こっちおいでよって手招いて 助け合いも 分かち合いも 本当どうでもよくなって ごまかした自分に 心臓が揺れ動かされる 誰かを泣かせて 縛って 苦しめて そうやって陰で 愚痴ばかり吐き捨てて だから何度も何度も何度も 何クソって何度も何度も 怒りを握り潰しては 拳を掲げた この道を進むプレーヤー それを妨げてくるクレーマー 心は遠い月のクレーター ずっとずっと傷付いた でも 誰にも見せないように もっと綺麗に光って 踠いたその手の中に 何を残したんですか? あらゆる罵詈雑言 人と人の繋がりも 指一つで時代が変わった 周りが見えなくなって 見たい未来も見えずに 誰かのお荷物はごめんだ 持つべき物は今捨てて あなたを両手で迎えたい 自分を殺して 殺して 消し去って 新たな世界に 生まれ変わりたくて 遥か彼方に散らばる無数の星よりも あなたの瞳に輝く 「月が綺麗だ」 願いを込めて…