肩寄せながら 目映さに戸惑うぼくがいる あの頃のキミは遠のいて 寂しさにゆれる 潮風が通る 人知れぬ静かなこの道に やさしさ香らすキミの名前 重ねている 無邪気がいいのって つぶやいたって 変わっていく仕草に 術を知らないぼくでも 淡い祈り 囁くよ あの丘見えるなら おいで 歩き始めたばかりさ 空に向かい続く坂道をこえたなら 駈け出しふりむいてLady 過ごしてきたあの刻が 目の前にあるだろう 輝き湛えた海のように そぼ降る雨は 心洗うような 冷やすような 追いつくことにも 精一杯な若き日々 誰でもない きっと 女性になるって 眠りにつくキミに 今は知らぬ美しさ 星空より溢れていく あの波見たいなら おいで 光り始めたばかりさ 重すぎる羽が まだ目醒めるまえでも キミの中に咲いたLady 色づいていく人生に 傷さえも愛しむ幸せ 知っていく 踏切を待ちながら 独り 積もる追憶は見送ったから Let me hear your voice 今はLady 歩き始めたばかりさ 空に向かい続く坂道の向こうには キミの中に咲いたLady 華やいでは暮れる夏も さましていく柔さ 満たしてる暮らしが見える