繕いばかり 指でつまんで 心に生まれる痛み 見ないふり それでもいいと そんなのいいと 言った言葉は 本当は嘘だ できるなら 誰かの役に立ちたい それはつまり 誰かに必要とされたい ただそれだけだったのに どうしてこんなに 難しくなってしまったんだっけ? 他ならぬあなたに 届くように歌うよ だからもう泣かないで だからもう逃げないで 好きだったものさえ 思い出せなくなってしまって そんな風に 冷めないで 歪めないで 心が動いたときの数だけ 忘れられないものが 増えてく 分かってるけど 分かってたけど あの日私は 心を止めた 鈍くなる それは意外と簡単でした 嫌われることより 怖いものはないから ただ感動もできなくなった これってただの 言い訳でしかないのかな 他ならぬあなたに 届くように歌うよ だからもうごまかさないで だからもう嘘つかないで 「私が私を抑えて うまくいくならそれでいい」 そう決めたのは私 だからやめるのも私 言えばよかった 「嫌だ」って大きな声で 私に呪文をかけたのは 分かってるんだ 私だってこと 他ならぬあなたに 届くように歌うよ だからもう逃げないで 自分の足で立つんだ 悲しくて泣くことも 何かと戦うことも その代わりこれからは もっと増えてゆくだろうけど こんなに大事なことを 教えてくれた出来事たちに 「ありがとう」って笑って 手を振って回れ右して 胸を張って踏み出そう はじめの一歩