NY・クイーンズ出身。DJのジャム・マスター・ジェイ(ジェイソン・ミゼル)、MCのRun(ジョセフ・シモンズ)とD.M.C.(ダリル・マクダニエルズ)の3人組。
ヒップホップ黎明期の80年代初頭より「オレンジ・クラッシュ」という名で活動を開始し、1982年にRun-D.M.C.に改名。
1983年にProfile Recordsより「イッツ・ライク・ザット」でデビュー。
翌年のファースト・アルバム『Run-D.M.C. 』は、ヒップホップ・アルバムとして初のゴールド・ディスクを獲得。
1985年には出演した映画『クラッシュ・グルーヴ』も公開された(日本未公開)。
1986年、エアロスミスのヒット曲をそのまま使った「ウォーク・ディス・ウェイ」は全米4位となる大ヒットを記録。サンプリングではなく、エアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー本人がレコーディングに参加、ビデオにも出演して話題を呼んだ。
当時彼らが好んで着用していたアディダスのスニーカーやカンゴールのハットはファッションとしても一世を風靡した。
その後もリリースを重ねていたが、2002年にジャム・マスター・ジェイが射殺されるという衝撃的な最期を遂げ、グループとしての活動は休止した。
2009年には「ロックの殿堂入り」を果たし、2016年にはグラミー賞ライフタイム・アチーヴメント(功労賞)を受賞している。
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