大阪出身、Ramというアーティスト・ネームは本名の福野来夢(ふくのらむ)から。芸能一家で育ち、4才の時から劇団に入り、小学校3年の頃にはアクターズスクールに入るなど、早くから芸能の世界、パフォーマーとしての道を目指す。高校時代には芝居の勉強もできる事務所に移り、その傍らシンガーとしての道もこの時見い出している。そんな中、21歳の時にAKB48から初の本格派ダンス&ボーカル・ユニットとして結成の計画された「DIVA」のオーディションに合格。年令が年令だったこともあり、そのオーディションのことを自分では最後のチャンスと決めていたものだった。そして、2012年3月21日リリースの「Lost the way」からDIVAに正式加入するも、グループの一員として活動を続けていくうちに、思い描いていた筈のシンガーとしての役割をグループの中で自分が負うには余りに力不足であることを痛感する。そんな思いに苛まされる中、2014年11月30日には幕張メッセでのライブを最後にDIVA解散の憂き目に遭う。微かながらでも思い描いていたシンガーへの道が突如閉ざされてしまったことに窮するも、もしかしたら自由な風が自分に吹き始めたのかもしれないという気持ちもその反動で抱くようになり、ならば生かすべきは、自分一人で行く先を決することのできるこのチャンス、そんな折に巡り合ったのがフッドサウンドのオーディションだった。フル・プロデュースする女性ソロ・シンガーをDJ PMXが求めている。この時、今まで自分が思ってきたこと、これから自分向かおうとしているところ、そんなピュアなシンガー像をありのまま伝えきることでオーディションを勝ち抜く。勝ち抜いたことで、新たな世界が彼女の目前に広がるまでにそう時間はかからなかった。既にDJ PMXの“It's Alright feat. AK-69, YOUNG DAIS (N.C.B.B), DJ☆GO, Ram”でその姿はお披露目された。そして、2016年の夏のリリースに向けて、現在DJ PMXのフル・プロデュースによるソロ・アルバムのレコーディングもスタートしている。歌うことへの情熱をようやく解き放つことができたRam。その本当のアーティスト像を伝えてくれるのはこれから、だ。
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