1945年1月10日,英国ロンドン生まれ。子供の頃はプロのサッカー選手を夢見ていた彼は,14歳のときに父親からプレゼントされたギターがきっかけで、音楽に目覚め,本格的な音楽活動をスタート。
1964年にデッカに初のソロ音源を録音後,ロング・ジョン・ボールドリーのフーチー・クーチー・メン、スティームパケット、ショットガン・エクスプレスなどでの活動を経て,1966年末にジェフ・ベック・グループに参加。しかし、そのジェフ・ベック・グループは短命に終わり,1969年にロッドはフェイセズの一員として再出発すると同時に、ソロでも活躍。
フェイセズとしてワーナーと契約を結ぶ一方で,ソロではヴァーティゴ/マーキュリーと契約を結び,1970年代前半までロッドはフェイセズとソロという二束のわらじを履いて活躍する。
1975年末のフェイセズ解散後はソロ活動に専念し,「今夜きめよう」(8週連続の全米NO.1を記録)、「アイム・セクシー」(英米でNO.1を記録)など、現在までコンスタントにシングル・ヒットを連発。
これまでにロッドがソロで放ったシングル・ヒットは約60曲、アルバムはベスト盤も含めると、実に30枚近くにのぼる。
1975年から25年間ソロで在籍したワーナーを離れ,2001年には同じワーナー系のアトランティックへ移籍。
その後,2002年10月にはBMG傘下のJレコードへ移籍して『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』を発表。
ロッドが初めてアメリカのスタンダード・ナンバーにチャレンジしたこのアルバムは、全米だけで200万枚以上を売上げ、グラミー賞の“最優秀トラディショナル・ポップ・アルバム”部門にもノミネートされるなど,音楽的にも高い評価を獲得。
さらに全米では2003年10月にその続編『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブックVol. 2』がリリース。
こちらも全米だけで200万枚を超える大ベストセラーとなり、グラミー賞の“最優秀トラディショナル・ポップ・アルバム”部門にノミネートされるなど、前作以上の爆発的ヒットを記録。
2004年2月からデビュー40周年記念を兼ねた大規模な全米ツアーがスタート。
日本では2004年4月から1年間、トヨタ“エスティマ”のCM曲として『Vol. 2』収録曲の「スマイル」が大量オンエア。
2004年10月にアメリカで発売されたスタンダード・シリーズ第3弾『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブックVol. 3』は、ロッドのアルバムとしては25年ぶりに全米チャートで初登場NO.1を記録。
さらに2005年2月に発表された第47回グラミー賞で、『Vol. 3』が“最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞”を受賞。
通算14回目のノミネートにして初のグラミー獲得となり、大きな注目を集める。
また、2005年10月にアメリカで発売された前作『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブックVol.4』は、全米チャートで初登場2位を記録し、この4作目も含めてロッドのソングブック・シリーズは、グラミー賞の“最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞”部門にすべて連続ノミネート。
2006年6月には米経済誌『FORBES』が発表した音楽アーティストのパワーランキングで、トップ10入り(ロッドは9位にランク)を果たし、大きな話題を呼んだ。
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