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そこで、洋楽ベスト・カヴァー曲ランキングTOP25とそのオリジナル・アーティストが発表されました。
さ、見てやろうじゃあ~りませんか‼️
https://www.udiscovermusic.jp/stories/best-cover-songs
Published on 3月 6, 2022 uDiscoverMusic Written By Brett Milano
《紹介文》
名カヴァーには、オリジナル楽曲に新たな命を吹き込む力がある。
時にはそのカバー・ヴァージョンが決定版となってしまうことさえある。
このカヴァー曲のランキングには、あるアーティストに提供された非オリジナル曲 (フランク・シナトラの曲の多くがそれにあたる) は含まれず、
既にヒットしていたり、ほかのアーティストによる有名なヴァージョンがあったような楽曲を取り上げている。
そのため、
モット・ザ・フープルの「All the Young Dudes (すべての若き野郎ども) 」 (オリジナル・ヴァージョン : デヴィッド・ボウイ作) や
リンダ・ロンシュタット&ザ・ストーン・ポニーズの「Different Drum (悲しきロック・ビート) 」 (オリジナル・ヴァージョン : マイケル・ネスミスの作品) は入らない。
それぞれ、彼らが初めてレコーディングした楽曲だからだ。
誰かの楽曲を忠実に再現するだけでなく、楽曲をまったく新たな形で自分たちのものにするのが我々の考える名カヴァーだ。
《ランキング》(コメント文はサイトのまま)
第1位 スティーヴィー・ワンダー「We Can Work It Out (恋を抱きしめよう)」
(オリジナル : ザ・ビートルズ)
モータウンはビートルズをカヴァーすることを厭わなかった。
ベリー・ゴーディはそれまでにも、ビートルズがブリティッシュ・インヴェイジョンを先導してやってきた数か月後、シュープリームスに『A Bit Of Liverpool』というアルバムを作らせていた。
だが、オリジナルにも劣らなかったのはスティーヴィー・ワンダーによる「We Can Work It Out (恋を抱きしめよう) 」のカヴァー・ヴァージョンが初めてだった。
1970年にスティーヴィーがレコーディングをしたとき、
ビートルズがこの曲をヒットさせてから、5年の月日が経っていた。
そしてそのころ、彼は「Signed, Sealed, Delivered (I’m Yours)」と「Heaven Help Us All」という名曲ふたつを続けざまにリリースしたばかりだった。
彼はそれが特別なものにならない限り、ビートルズをカヴァーする理由はなかったのだ。
彼は同曲をファンキーに仕上げ、優れたヴォーカルで楽曲のムードを変えることでそれを成し遂げた。
イントロで印象的なのは当時珍しかったクラヴィネットの音色だが、
ワンダーは後に同じ楽器を使って「Superstition (迷信)」の華やかなサウンドを生み出している。
何より、彼はオリジナル・ヴァージョンになかった楽観性を出してみせた。
ポール・マッカートニーのヴォーカルが嘆願するようなトーンであるのに対し、スティーヴィーは「大丈夫、僕らならやれるよ」という感じだ。
第2位 エルヴィス・コステロ「(What’s So Funny ’Bout) Peace, Love And Understanding」
(オリジナル : ニック・ロウ)
正当な怒りを少しばかり加えたことが、このカヴァー・ヴァージョン
(オリジナルはニック・ロウが作曲しブリンズリー・シュウォーツが歌ったカントリー・ロック・ナンバー)
のすばらしいアクセントになった。
エルヴィス・コステロ、そしてプロデュースを手掛けたニック・ロウ自身の手により、
「(What’s So Funny ’Bout) Peace, Love And Understanding」は色あせない1曲になったのだった。
第3位 ハリー・ニルソン「Without You」
(オリジナル : バッドフィンガー)
ハリー・ニルソンのカヴァーは、1970年のバッドフィンガーによる楽曲で、すべての情熱を絞り出した。
優れたソングライターであるニルソンのふたつの大ヒット曲が、どちらもカヴァー曲 (「Without You」と「Everybody’s Talkin’」) であることは興味深い。
1990年代の歌姫ブームに青春を送った人にとっては、マライア・キャリーのヴァージョンがチャートを席巻したことも記憶にあるだろう。
第4位 ママス&パパス「Dedicated To The One I Love (愛する君に)」
(オリジナル : ザ・シュレルズ)
ポップ・シングル屈指の見事なハーモニーをもつ同曲を第4位にランクインさせた。
この「Dedicated To The One I Love」のカヴァー・ヴァージョンはただでさえ良質なシュレルズのヒット曲を、これ以上ないほどロマンティックに仕上げた。
ママス&パパスが「…誰でもそれを求めている (…And it’s something that everybody needs)」と歌うとき、今でも身震いしてしまうほどだ。
第5位 Run-D.M.C.「Walk This Way」
(オリジナル : エアロスミス)
Run-D.M.C.による「Walk This Way」は、史上最も画期的なパーティ・レコードのひとつだ。
このカヴァーにはエアロスミスのスティーヴン・タイラーも参加し、ジョー・ペリーの有名なギター・リフも印象的に使われている。
またこの曲は、ラップでカヴァーした早い時期のレコードで、
ラジオとMTVが一線を画そうとしている中で、Run-D.M.C.はふたつのジャンルを結びつけたのだ。
第6位 エルヴィス・プレスリー「Tomorrow Is A Long Time (明日は遠く)」
(オリジナル:ボブ・ディラン)
誰も知らないうちに、エルヴィスは1966年の映画『カリフォルニア万才』のあまり注目を浴びていないサントラにふたつの名演を忍び込ませていた。
ひとつはノリが良いクローヴァーズの「Down In The Alley」、
ふたつめがボブ・ディランの「Tomorrow Is A Long Time」のカヴァー・ヴァージョンだ。
後者は優しさたっぷりに歌われている。
退役後のエルヴィスがその才能に合う楽曲のカヴァーに執着したとしたら?
その答えは5分後にわかるだろう。
第7位 ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ「I Love Rock And Roll」
(オリジナル : ジ・アローズ)
カヴァー曲選びのセンスの良さはジョーン・ジェットの特徴である。
彼女はレスリー・ゴーアの「You Don’t Own Me (恋と涙の17才) 」や
エディ・コクランの「Summertime Blues」、
ローリング・ストーンズの「Let It Bleed」などもレコーディングしている。
「I Love Rock And Rollはアローズがイギリスでマイナー・ヒットさせた楽曲で、
彼女のファンのほとんどは聴いたこともなかっただろう。
今では彼女のキャリアの代表曲になった。
第8位 ジェフ・バックリー「Hallelujah」
(オリジナル : レナード・コーエン)
ジェフ・バックリーによる「Hallelujah」の焼け付くような演奏により、
その後25年に亘って同じ曲の無益なカヴァー・ヴァージョンが生まれ続けることになった。
バックリーの名演は、作曲したレナード・コーエンが意図したダークな美しさと官能性に満ちていた
(その前に作られたジョン・ケイルのヴァージョンも知名度では劣るがすばらしい) 。
あらゆる場所でカヴァーされてきた楽曲のため、バックリーのヴァージョンがオリジナルだと誤解している人も多い。
(9位から25位は こちら↓↓↓)
第9位 ジョニー・キャッシュ「Solitary Man」
(オリジナル : ニール・ダイアモンド)
第10位 ソフト・セル「Tainted Love (汚れなき愛)」
(オリジナル : グロリア・ジョーンズ)
第11位 パール・ジャム「Last Kiss」
(オリジナル:J・フランク・ウィルソン&ザ・キャヴァリアーズ)
第12位 ザ・コンチネンタル・ドリフターズ「Some Of Shelly’s Blues」
(オリジナル:リンダ・ロンシュタット&ザ・ストーン・ポニーズ)
第13位 ザ・ツーリスツ「I Only Want to Be With You (二人だけのデート)」
(オリジナル:ダスティ・スプリングフィールド)
第14位 ブルース・スプリングスティーン&ザ・E・ストリート・バンド「Trapped」
(オリジナル:ジミー・クリフ)
第15位 グラディス・ナイト&ザ・ピップス、マーヴィン・ゲイ「I Heard It Through The Grapevine (悲しいうわさ)」
(オリジナル:スモーキー・ロビンソン)
第16位 ザ・ディッキーズ「Nights In White Satin (サテンの夜)」
(オリジナル:ザ・ムーディー・ブルース)
第17位 ブライアン・フェリー「The “In” Crowd」
(オリジナル:ドビー・グレイ)
第18位 グレン・キャンベル「Hold On Hope」
(オリジナル:ガイデッド・バイ・ヴォイシズ)
第19位 ハンブル・パイ「I Don’t Need No Doctor」
(オリジナル:レイ・チャールズ)
第20位 ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ「Sugar Sugar」
(オリジナル:アーチーズ)
第21位 トッド・ラングレン「Happenings Ten Years Time Ago (幻の10年)」
(オリジナル:ザ・ヤードバーズ)
第22位 ロス・ロボス「La Bamba」
(オリジナル:リッチー・ヴァレンス)
第23位 プリテンダーズ「Stop Your Sobbing」
(オリジナル:ザ・キンクス)
第24位 グレッグ・オールマン「These Days (青春の日々) 」
(オリジナル:ジャクソン・ブラウン)
第25位 チャールズ・ブラッドリー「Changes」(オリジナル:ブラック・サバス)
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