「ようこそ おいでくださいました。
皆様 ホントに 目を閉じたくなるような 美しい方ばかりです。
豊かな教養、こぼれる美貌、あふれる脂肪
おかげさまで、わたくし 毎日 多忙な生活をしております!
明日も撮影が入っております!……レントゲンの」
①『ファンシィダンス』(89年)……
周防正行 監督の出世作!本木雅弘、鈴木保奈美 主演。
ロックバンドのボーカルの塩野陽平は、寺の跡取り息子の為、お寺に入り修行僧になる。
最初は辛かった生活も、やがて仏門の様式美に惹かれていく……でもコメディ映画!必見!
この映画の成功は、脇にいい役者を揃えた事。
竹中直人、田口浩正、彦摩呂( 太る前のアイドル時代 )など。
今みたいに、CGとかで日和るのではなく、坊主役は実際に剃髪しているのがリアリティ!
②『テイク・イット・イージー』(86年)……
大森一樹 監督の民川裕司 (吉川晃司)三部作の3作目。
同時上映は『タッチ 背番号のないエース』
アーティストとして成功を収めた民川裕司が、「北へ行ったら、死ぬよ」という予言に逆らうように北へ向かう...
前2作と趣を変え、まるで『北に渡った 渡り鳥』
的な日活アクションぽい映画。...記憶ではね(笑)
共演 名取裕子、上杉祥三、つみきみほ。
③『さよならの女たち』(87年)……
斉藤由貴 主演 第4作目の正月映画。
同時上映は、吉本芸人 大挙出演の『ゴルフ夜明け前』。
う~ん、互いの個性を殺し合う2本立て(笑)
斉藤由貴の父親役の伊武雅刀が、「歌手になる!」と脱サラして歌ったのが、この曲。
とっても気持ち悪く歌ってます。...記憶ではね(笑)
④『マリリンに逢いたい』(88年)……
違う島にいる恋人の犬(マリリン)に逢うため、シロ(もちろん犬)が海を泳ぎきった実話を元に映画化。
シロは、実際の犬が出演。
人間の役者は、安田成美、加藤雅也 他。
主題歌は、飛鳥涼が曲提供。
⑤『すかんぴんウォーク』(84年)……
ナベプロ期待の新人、吉川晃司を売り出す為に製作された映画だが、
監督の大森一樹と脚本の丸山昇一がそれだけに終わらない、ほろ苦青春映画に仕立てあげた、今でも人気の映画。
民川裕司(吉川晃司)は、広島から泳いで東京にやって来ます。
共演は、故 山田辰夫、鹿取容子。
⑥『ユー・ガッタ・チャンス』(85年)……
民川裕司 第2作。共演は、山田辰夫、浅野ゆう子、原田芳雄。
「レールは外れて見なけりゃ、違う景色は見えてこないぜ!」
昔、大森一樹のインタビューで
「フィリップ・ド・ブロカの『カトマンズの男』を意識した」
って書いてあるのを見た気がする。
人気スターになった民川裕司が、ジャーマネやワンフーから逃げるとこに片りんがあったような...記憶では(笑)
⑦『シャタラー』(87年)……
ナベプロが、吉川晃司 世界進出として、何故かイタリアで製作したアクション映画。
自動車工場の日伊合弁会社を巡る、マフィアとの戦い!
吉川晃司は、走っている車にしがみついたり頑張ってます!
監督は、トニーノ・ヴァレリ(『ミスター・ノーボディ』『怒りの荒野』)、
主演は、アンディー・J・フォレスト。
吉川晃司は、共演者のポジション。
何故か三船敏郎も特別出演して、最後に刀を抜きます!
(現代劇なんですけどね…)。...渡辺晋、恐るべし…
トット・ティラーのスコアがかっこいい。
BOOKOFFにあれば買いです!
映画では、『終わらないサンセット』のインストロメンタルが流れます。
⑧『オルゴール』(89年)……
長渕剛 主演。
大ヒットドラマ『とんぼ』の世界観で、映画も大ヒットに。
これに自信を持った為、次の『ウォーター・ムーン』でやりたい放題
( 長渕剛からしたら、やりたい事が出来なかった思いかも...)
の失敗につながった。
共演は、哀川翔、仙道敦子。
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