己の弱さや他人の悪意によって心が折れそうになった時にそれでも顔をあげて前を向いて我が道を猛進する勇気を与えてくれる陰陽座の魂達です

今から十数年前、中学生の頃にアニメ「バジリスク～甲賀忍法帖～」のオープニング曲甲賀忍法帖で衝撃的な出会いをして以来、陰陽座の曲はいつも自分の傍にありました。この度、陰陽座プレイリストコンテストが開催されるにあたり、改めて陰陽座が自分を惹き続けて止まない理由、そして自分が陰陽座を聴き続けている理由を考えていたら締め切り前夜になってしまいました。そして2つの結論に至りました。 一つは陰陽座が正しい怒りを歌っていることです。私のプレイリスト内の「不倶戴天」「天獄の厳霊」「熾天の隻翼」「覇王」の後半の4曲がこちらにあたります。正しい怒りってなんだよ、と言われそうですが、私の中では2つに大別しています。1つは多くのメタルバンドが魂を込めて歌っている悪意を持って人を気づけることを何とも思わない人達に対する怒り、突然天変地異により失われる命に対する行き場のない怒りなどです。もう1つは、明らかにその行為が間違っているにも関わらず、強者によってその行為をしてしまう、自分自身の弱さに対する怒りです。これを歌っているバンドは数少なく、その稀有なバンドが陰陽座だと私は思っています。このように陰陽座の曲は、前者の正しい怒りを持って良いのだと勇気づけてくれる一方で、後者の自分の弱さと向き合う勇気を私に与えてくれました。 二つ目の理由ですが、陰陽座が自分が信じた道を進む勇気を与えてくれることです。私のプレイリスト内の「鼓動」「無礼講」「わいら」「生きることとみつけたり」前半の4曲がこちらにあたります。これまで生きてきた中で自分が本当に進みたい道があるにも関わらず、他人の目を気にしたり何かと理由をつけて楽な方向に進もうとして横道に逸れたり、また自分の力ではどうしようもない状況で不本意な道を進まざるを得ない状況が多々ありました。それでも歯を食いしばって自分の為すべきことをしていると、周囲の誰かが自分の頑張る姿を見ていてくれて、自分の進みたい道を進む手助けや勇気をあたえてくれました。その結果まっすぐな最短距離の道ではないですが、自分の目指すべき方向に人生を前進することができています。陰陽座の曲は正しい方向へと向かおうとする勇気も私に与えてくれました。 道に迷い自分の心が折れそうになった時、傷つきながらもそれでも、自分が信じる道を進む勇気を与えてくれるから、私は陰陽座が大好きです！