其の瞳を 開いた夜 此の手に 誓った 彼の背を 超える力 己が 裡に 在りやと 春には 喚起を噴き 夏には 怠り 秋こそ 就けんと起ち 冬に 見切り戯ける 諧声も 全に擦れて 通り過ぎる 嘆声は 雨に濡れて 湿る 木霊 空に臨まば 揺れる 撓に 歪む心を 蒼き鼓動で 裂ける胸 観じて 東 朝を迎え 西から 帆を出し 南の 風の吹子 北に 明日を眺める 内命は 折に触れて 魂責める 大兄の 詭謀 除けて 手繰る捷路 空に臨まば 揺れる 撓に 歪む心を 蒼き鼓動で 裂ける胸 観じて 此の鼓動が 突き上げる 錯れる 乱り胸 観じて 空に臨まば 揺れる 撓に 歪む心を 蒼き鼓動で 翔る胸焦がして