春夏秋冬、四季を感じる楽曲を選びました。
これから始まる新しい季節に大きな期待と少しの不安を抱えて、爽やかな心地良い春の風に包みこまれるような「風神」。その気持ち良さについ微睡みそう…
それを切り裂く嵐のような鋭いギターリフで始まる「桜花忍法帖」からは、強大な敵に立ち向かうも桜の花の如く儚く散る命になんともいえぬ無常を感じます。絢爛に咲き誇った桜も散るからこそ、その刹那の美しさを尊く思うのですね。
春が過ぎれば暑い熱い夏がやってくる!今年の猛暑はパワフルで豪快なこの曲のような「魃」の仕業だったのかもしれません!疾走感がたまらなくカッコイイ!!今夏は「覇道」ツアーのおかげで楽しすぎて最高すぎる幸せな思い出がたくさんできました♪
晩夏から秋にかけて気温差が出てくる時季は、海の上に「不知火」がぼうっと浮かび上がる頃。「牛鬼祀り」の生贄となった乙女の魂の炎が幻想的にゆらめいている情景が想像できます。黒猫さんの優しい歌声と瞬火さんの艶めく声が切なく交じりあい哀愁漂うこの曲はこの季節にピッタリですね。
秋といえば紅葉狩り。紅葉伝説の鬼女は調べてみると様々なストーリーがあるようですが、陰陽座流のこの曲ではやるせなさ、悔しさ、悲哀を強く感じます。ただもう一度会いたかっただけなのに、鬼女とされかつては愛し合ったはずの人が自分を殺すように命じる…無念が伝わってきます。本当に紅葉は鬼女だったのでしょうか。
陰陽座の曲には、人と人ではないものとの叶わぬ恋の曲があります。「十六夜の雨」や「絡新婦」、「月花」などがそうですね。この「氷の楔」も人と雪女の報われぬ悲恋の曲。冷たく氷っている世界、吹雪いている風などの“音の表現”が素晴らしくて、まるで雪女の化身であるかのような黒猫さんの美しくて儚い歌声と合わさってぎゅっと胸が締め付けられます。冬の厳しい寒さのように、孤独に生きるしかない運命は雪女が知ったあたたかい感情を容赦なく凍えさせるのです…
しっとりしたバラードで感情移入して少ししんみりしてしまいそうですが、さわやかるかん!な「鼓動」で元気復活!!単純に春夏秋冬が歌詞に出てくるので選曲しました(笑)黒猫さん→瞬火さん→二人のハモリのサビという流れが大好きです!キャッチーなメロディーはつい口ずさみたくなります♪流麗なギターソロがとてもカッコイイ!
そして季節は巡り、「春爛漫に式の舞う也」✨
古語や方言を使わないで本当にストレートに私たちファンに向けて愛を伝えてくれるこの曲は、春の陽射しのように心を温かくしてくれます。歌を聴いていると思わずうるっときそうなほど嬉しくてこの歌詞と同じ思いをそのまま陰陽座へ返したい!と強く思います!あぁ、早くまた陰陽座に会いたい♪
「風神界逅」の最初と最後の曲で季節が巡ったようにしてみました。春夏秋冬の妖怪を調べたりするのも楽しかったです!
そろそろ年末に差し掛かったこの時期に最高の曲たちとともに一年を振り返りたい♪
来年もいい年になりますように✨✨
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