いつか結ぶ運命(さだめ)の糸は 遠く彼岸(ひがん)の旅路と成りて… 愛しき人の骸(むくろ)を横たえて 血も通わぬ此(こ)の腕を齧(かじ)る 降りゆく雪の白さに怯えては 終(つい)の知らせを待ちわびる 己(おの)が罪の深さを知りて 君を殺(あや)めた指を落とすとも 痛みも感じぬ氷の身は 命を絶つ事も許されず 雪の化身(けしん)と 生まれし業(ごう)を 背負いて永遠(とわ)に 哭(な)き続ける 愛する者達を抱き締める事さえ 叶わぬ孤独を生きるなら 紅く燃えさかる 業火(ごうか)で此(こ)の身を 焼かれて地獄へと堕ちたい 雪は何処(どこ)までも 白く降り積もる それは 終りなき罰の様に 愛する者達を抱き締める事さえ 叶わぬ孤独を生きるなら どうか燃えさかる 業火(ごうか)で此(こ)の身を 焼き尽くし灰にして欲しい いつか結ぶ運命(さだめ)の糸は 固く氷の楔(くさび)と成りて…