AWA

奇子

Track by陰陽座

1,141
7
  • 2016.11.30
  • 9:20
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歌詞

鮮やかな暗闇に独り 嗤(わら)い尽(すが)る 白い徒花(あだばな) 幾重(いくえ)もの秘め事に揉まれ 生まれ出(いで)たことも消されて 愛を知ることもない間に 姶(あい)を白肌に湛えて 闇を出ることも叶わず 閉ざされた時の涅(くり)から 咲いても花に成れぬ悲劇の野草 その身を晒(さら)すことは 月への戯笑(ぎしょう) 裂いても離れ得ぬは渾(すべ)て惑い 闇に融(と)け堕ちてゆく 涅槃(ねはん)まで 艶(あで)やかな 嬌態(きょうたい)に燃えて 血織り交ぜる黒い風穴 澱(よど)みから忌(い)み事は生まれ 痼(しこ)り残す それは人の性(さが) 愛を知ることもない間に 姶(あい)を白肌に湛えて 闇を出ることも叶わず 閉ざされた時の涅(くり)から 咲いても花に成れぬ 悲劇の夜想(やそう) その身を晒(さら)すことは 尽き得ぬ魔性(ましょう) 裂いても離れ得ぬは渾(すべ)て惑い 闇に融(と)け堕ちてゆく 涅槃(ねはん)まで 我が子に姉と呼ばれ、 この手に抱くことすら許されず 思うが儘(まま)、 されるが儘(まま)に、 私という個は 陵辱(りょうじょく)される 寒いよ…暗いよ…怖いよ… 厭(いや)だ…出して… 此(こ)の世に生を受けた者を、 己(おのれ)の私利私欲の為に 物同然の扱い。 貴方達は、狂っています。 心のない、人間の皮を被った、 醜い、鬼です。 お外に出たいよ… お祭りが見たいよ… おべべが着たいよ… おごっそ食べたいよ… あたしの心は、極限の閉塞の中で 歪(ゆが)んだ宝石になって 燃え上がり、凍りつき、 愛することを求めて漂うの。 生きながらにして 悦(よろこ)びを知らず 幽玄(ゆうげん)の澱(おり)で 哀を貪(むさぼ)る 夜には嗤(わら)い 朝には踊る 暗闇に住まう 妖艶(ようえん)な蟲(むし)よ 愛を知ることもない間に 姶(あい)を白肌に湛えて 闇を出ることも叶わず 閉ざされた時の涅(くり)から 咲いても花に成れぬ 悲劇の野草(やそう) その身を晒(さら)すことは 月への戯笑(ぎしょう) 裂いても離れ得ぬは渾(すべ)て惑い 闇に融(と)け堕ちてゆく 闇に融(と)け堕ちてゆく 涅槃(ねはん)まで

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