私は中高生の多感な時期に手塚治虫先生の「火の鳥」を愛読していました。
何度も読み返し、その都度、生命の神秘や、儚さ、永遠の命に拘る愚かさ等に、えも言われぬ感傷に浸ったものです。
特に「輪廻転生」に関する内容に強い印象を持っています。
十数年の時を経て、愛する陰陽座の楽曲から「火の鳥」に関連する曲を聴くこととなり、当時の想いが甦りました。
実際に「火の鳥」を基に産み出された楽曲達と、同様の世界観を有す楽曲達を集めました。
生命っていったいなんなんだろう?
永遠の命を欲する者よ、その先に何を見るのか?
死という避けられない運命。
亡骸を置き去りに、魂は何処へ逝くのだろう?
転生後の私は私なのだろうか?
手塚先生の先生の魂は、今、何処で、何を問いているのだろう?
今後も「火の鳥」に関する陰陽座の解釈を伺ってみたい。
陰陽座と共に、この解のない問いに向き合って行きたい。
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