花の雲を見上げ いつも思い出されるのは 胸を締め付けられる記憶と 君の匂い 散らされて 何度でも咲いて もがれてもまた蕾をつける そんな強さを持った桜と君は 何処か似ていた 紡いでは消えていった 沢山の思いを その全てで受け止めて 花を咲かせていく 春が来る度 僕は もう何度も呼び起こされる 花風を纏った景色と 君の匂い 吐き出しては消えてった 沢山の思いが いつかの君に届くよう 桜に願い込めた 春が来る度 僕は もう何度も呼び起こされる 花風を纏った景色と 君の匂い 「またね」って見送った 約束のない言葉 もうすぐ春も終わるね 「さよなら」と手を振った 春が来る度 僕が 切なさに胸を痛めるように 何度でも甦る記憶は君にもあるかな 桜の下 立ち止まる 僕がいつも思い出すのは 最後に君が見せた笑顔と後ろ姿