街の方からは風だけ そして僕は思い出す 同んなじようなこの道 そうだどこまでも続く 街灯のオレンジが 僕の顔や胸その他もろもろに刺さる いつまで降るのこの雪 僕はやまないでほしい 楽しいはずさどの道 だって冬は素敵だから ボロボロの包丁で この街のビルやその他もろもろを 刺そう 僕のこの手袋の フワフワで溶けた雪がずっと 乾かないよ 僕のオンボロのクツにさ さっきから雪がしみる それが僕にはうれしい だってなんかキレイだから 左手の方だけが なぜか少しあたたかいんだ そんなものですら 君にゃまぼろしに見える そして僕はまた一人 待ちぼうけも終わらずに 待ってる事も忘れて いつもとことこと歩く 街灯のオレンジさん 僕の顔や胸その他もろもろを刺せよ ボロボロの包丁で この街のビルやその他もろもろを 刺せよ いつの日にかこの道も終わる時が 来るのかな そんな時には夕日か朝焼けを 用意してよ 左手の方だけが なぜか少しあたたかいんだ そんなものですら 君にゃまぼろしに見える