Track by入日茜
夢のつづきを惜しむように 夏は過ぎて 夜のしじまに月が昇る あなたを待つこの部屋に 影が伸びて 秋の気配が忍び寄る 許されぬ恋というのなら せめて今夜はこの月を眺めて 募る想いを歌に詠む 古人のように 長すぎる夜を持て余す 許されぬ恋というのなら せめてあなたもこの月を見ていて まるい月をてのひらの船に乗せて 風に揺られてどこへ行こうか どこへ行こうか どこへ行こうか