いつだって人は孤独で 足早に時は過ぎゆく あれはもう ずっとずっと前のこと みんなこの家を去って行った 燃えあがる炎の中に 思い出が浮かんでは消えて ここで何を待っていたんだろう こんなにも永く たったひとり ここは森の中の一軒家 この家と森が私の世界 ここへ来る人は誰もいないけど 退屈なんて思っていない 今朝はいつもより 早く目が覚めたから 森の外れの古い教会に住んでいる 口のきけない牧師さんに 焼きたてのパンを届けにゆくの 家の裏の脇道をゆくと とてもきれいな細い川があって その横を通るときはいつも 森の動物たちが やさしく迎えてくれる 美しい木々 透き通る光 誰も何も話しかけたりしない まるで時が止まっているように また同じ今日が明けてゆくよ Fly high fly 風はどこへゆくの Fly high fly 私だけをおいて