赤い血が見たいと言う 君が居た世界を想う 真っ白に唯、染まりたいくせに 堅い誓いが愛と言う 君が得た限界を問う 真っ直ぐに唯、走りたいくせに 儚くも塗れ果てていくのは 白々しい目に揺れる思想の影だけ 拙くも零れ出していくのは 忌々しい背に濡れる理想の雨だけ 光の道を探して 生命の謎を今すぐ暴いて 赤い血が綺麗と言う 君が居た世界を想う 真っ白にまだ 染まれないくせに 固い誓いは無いと言う 君が得た限界を問う 真っ直ぐにまだ 走れないくせに 咲かなくも土に還る花のよう 乱れる意味すら知らず 埋れているだけ 汚くも不意に出る涙のよう 浮かべる意思すら持たず 唄っているだけ 闇の奥を照らして 生命の音を今すぐ聴かせて