君は二度目のさよなら 悲しむ事さえ忘れたね ああ ああ ああ おとぎの話しさ 夢のように 二人は天空から下界を見おろす 地図のような 地球の部分を確かめてみる さぁ そろそろ帰ろうか 港へと降りてゆこう 霧の中は冷たすぎて そのまま このまま 生きて帰れない 君は二度目のさよなら 悲しむ事さえ忘れたね ああ ああ ああ おとぎの話しさ 横顔が 天女の翳りをたたえ始める 羽衣に たったひと粒の染点が広がる もう明日はお互いに それぞれを生きてゆく 誰と来てもその地だけは そのまま このまま 幻の中 若さは何も知らずに その取り分を奪ってゆく ああ ああ ああ 砂を噛んで 君は二度目のさよなら 悲しむ事さえ忘れたね ああ ああ ああ おとぎの話しさ