蝉時雨を浴びながら 淡い焦燥と競走 最高潮の季節だなんて 乾いた声で表象 ラムネの瓶が割れた そして時間は止まる ワンツースリーで駆け出して 声にならない声で君を呼んでみた そこにテレキャスターの音がして 何かが胸に閊えたんだ それはきっと 限りなく透明な季節だ 陽炎なんて何処にもいない 紅い肖像の狂騒 僕らはいつか季節だなんて 気にしないで笑えるかな そしてワンツースリーで駆け出して 声にならない声で君を呼んでみた そこにテレキャスターの音がして 何かが胸に閊えたんだ それはきっと 限りなく透明な季節だ