「今から君はもう誰にも 見えない透明人間ね」 「誰もいないって思うから 少し話し聴いて」 そう言うと君は切なそうに 想いの丈を語るんです 透明になった僕にはさ 君を守れるかな 胸がぎゅっと苦しくなるような 君のすべてを 抱きしめる事が出来るかな 透明な僕にでも しびれたまま 僕は見てた 夜空を見上げるその瞳には 恋する事の切なさと憧れを映してた 今になって言葉も無いような 僕のすべてを 鮮やかに輝いて見せるには どうすればいいのかな… 都会の空いた通りを抜ける 風のような 優しさで きみの涙を乾かすから 胸がぎゅっと苦しくなるんだよな 覗いた月が 柔らかな光で影をくれるから 問題は消えるから 腕をそっと伸ばした先の影を 触ったときに 鮮やかな温もりをあげるんだ 君のこと好きだから 透明な僕にでも…