才能ってやつは この手をすり抜けて いつでも誰かに思い知らされて あぁすればいいか、 いやこうすればさ って何度やってもダメで 届かなくて 人生ってやつは 本当に無口で 褒めてもくれないし 怒ってもくれないよ だからこそ僕が 僕で決めるんだろう 今いる場所は、間違いじゃない 「世界で一番好きな歌だよ」 君の唇からメロディー いつか僕が書いた君の歌 狭いワンルーム 即席の化粧台 一口のコンロ 小さいテレビ 君は不満ひとつ言わずに どうしてそんなに笑顔をくれるの 叶えられること ほとんどなくて でも君はもう 全部あるよっていうんだ どうした 涙がでそうだ 叶えるよ 見ていてよ 夢見ることは 自分を見ることで 足りないとこだけ目に焼き付いて 思わず崖から落とした心に できた傷跡 恥じたりしない 「私があなたを幸せにするよ」 君の曇りのない言葉に どんな迷いも消えるんだ 安いハイボール 平日の居酒屋 いつか行こうって 旅行の計画 結局いつになっても行けずに 今日も乾杯 忘れていないよ 叶えられること 少しはあって 世界で一人 君だけを歌うんだ 届くか 誰より近くで いつまでも聴いててよ 夜中に喧嘩して出て行ったって 見つかるまで探し続けるよ 気まずい雰囲気の時は ちょけて笑わせてみせるよ 泣きたくなるほど 僕らは愛を知ったんだ 愛をしてるんだ 君は全部あるよっていうんだ どうした 涙がでそうだ そうか 涙が流れた 叶えられる 僕らなら