月のひかりにまじわって 雲が色を変えてゆく いつか何処かでわかるかな あの日の言葉 街は息を潜めだして 誰かの元へ帰ってゆく 明日は続くよさらさらと ぼくを置いて 花を飾ってもまだ 灯りを消してもまだ 現実よりも現実だ ふと窓に絵を描いて 雨に気がついて きみのことを想いだす こころが震えて たまらなくなって ぼくはうたをうたう 青い絵具が染み込んで 今日を過去に変えてゆく 日々は続くよぱらぱらと 夜の中で 駆け抜けた記憶 鈍む風 あの日無くしたもの まぼろしにしたい 答えのない問いを続けたい ふと窓に絵を描いて 雨に気がついて きみのことを想いだす 夜と重なって 何も視えないね まるでうみみたいだ 何を手にしてもまだ 何を無くしてもまだ ぼくだけが鳴らす魔法は消えない ふと窓に絵を描いて 雨に気がついて きみのことを想いだす ひかりが射すまで 声が届くまで ぼくのうたをうたう きみへ