夜の端で 息を止めた 風が君の名前を呼んだ 置き去りの夢が 足もとで揺れる 静かな街の灯が 滲んでいた 何も言えないまま 見送った背中 「大丈夫」って言葉が痛い イヤホン越しに流れた歌 君の声と重なってく ほんの一秒だけ 時間が止まった 夜をほどいて 涙の跡を隠した 手のひらに残る ぬくもりがまだ熱い さよならよりも静かな声で 「行くね」って 聞こえた気がした 信号の青が やけに眩しくて 立ち止まるたびに 息を呑んだ 優しさってなんだろう 強がりの裏で 君のいない景色がやけに広い 街のノイズが遠のいて 心が置いていかれる “また会えるよね” 嘘でもいい 夜をほどいて 痛みを受け入れた あの頃の笑顔が 胸を締めつける もう二度と戻れないとしても 光を信じたいと思った (Whisper) I still feel you in every sound 君の声で 心が動く 夜をほどいて 明日を見つけた 壊れた心に やさしい風が吹く もう一度 はじめから笑えるように 夜明けを抱いて 歩き出す 風が君の名前を呼んだ 夜がほどけた
