朝白いまま片側だけ冷たい 揃えていたはずの癖 そのまま残ってる 名前にできないまま 置いてきたみたいだ 寄りかかっていた分だけ 離れ方がわからない 空になった器みたいだ 注ぎ方も忘れて 底ばかり見ている 俯瞰で見たらきっと ただ 一つ足りないだけで それだけのことで 全部崩れる 同じ速さのまま 止まっているみたいだ 減らないものばかり ここに残ってる 選んだはずの日々も 誰のものでもなくて 理由だけが抜けて 形だけある 満ちていた名残が 余白を広げていく 名前のないままの器だ 何も入らないまま乾いていく だけ 俯瞰で見た部屋の隅 一つ分空いている 埋めることもせずに ただ触れない ほどけていくまま 重なっていた線 結び方も知らなかった 空のままでいい そう思えたら 少しは違ったのに 俯瞰で見たこの先で 戻らないと知っても ここにあった形だけ まだ手放せない 名前をつけるなら がらんどうだ
