帰らなきゃいけない顔で まだ触れてくるの 濡れた髪を 乾かさないままで 少しだけ距離を詰めた 時計の針 見ないふりをして 終わりを遠ざけてる 言葉よりも 正直な温度が 体をほどいていくの 近すぎるのに 曖昧なままで 何も決めない優しさで 触れたかどうかも わからないくらい 静かに揺れてる 少し冷えた 指先の意味を 聞けないままでいるけど 離す理由を 探すよりも このままでいたい シャワーの音 途切れた静けさに 現実だけが 戻ってくる 整えすぎた 言い訳みたいな夜 何も変わらないのに あと少しだけ ここにいたいなんて 言えないまま 近づいてく 優しさだけで 続けてしまうこと 本当は気づいてるのに ねえ そのままでいいから 何も言わずに いさせて 消えそうな距離で 重なるたび 戻れなくなるのに 正しい夜に戻るくらいなら 少し間違えたままでいい ほどけていく その途中で 名前を呼びそうになる 帰らなきゃいけない顔で まだここにいるね
