継接ぎの今に散り積もった記憶は 何処か遠い光を探して 眠る 舌先に残る淡い夢の後味 凍りついた現実が書き換わってく 静かに 紡いだ言葉さえ 一瞬に霞み消えてゆく 必然 孤独の夜に沈んだ 壊れた心の切れ端 輪郭も闇に融けてゆく このまま 枯れ落ちた過去の影に呼吸を 重ねあわせても あの日から針はずっと止まったまま 悴んだ指で掴んだのは 確かに真実だと思っていた 儚い夢の裏側 未完成な今を 創りあげては壊していく 「さよなら」 灰に淀んだ世界は 欠け落ちた私のように 落ちてゆく意識の海を このまま 綴った最後の言葉 いつか塵に変わるとしても 初めから塗り替えようこの記憶を 「サヨナラ」 孤独の夜に沈んだ 壊れた心の切れ端 輪郭も闇に融けてゆく このまま 枯れ落ちた過去の影に呼吸を 重ねあわせても あの日から針はずっと止まったまま この言葉を