瞳 空と見た 虚しさと然り 霞んでゆく 一人 集めていた 吸息と光 灯された意 嵩み 応えずも 削がれた一片 弧を差し伸べ 喘ぐ 単純な 永久ず 相を 満たされた夢と 言葉で 返し降りた 仮初で 今日が揺らいでも 影付く 貴方を見た 害を得て 生まれ要る 緋が変わる有限の 慨導 凝らして 朝を食み 自我を殺して きっと愛染の 献葬 融かし 残花の 遠く 声を澄める ああ ああ ああ 揺れる弧の宇 楔の片 過去が軋む 逃げた先 独の界 「私と青 狭い視界と 忘れた名前 解けないの ここにいる ここにいるのよ 乞いしくて 呼んでいるの」 誘う 無限の 塵候 侵して 夕を食み ニ度も縋った きっと緋の青と 鮮華 焼き付いた 手の 遠く 声が響く 緋が変わる有限の 慨導 凝らして 朝を食み 自我を殺して きっと愛染の 献葬 融かし 残花の 遠く 声を澄める 暴く 無限の 塵候 侵して 夕を食み 意図を探った きっと緋の青と 鮮華 焼き付いた 眼の 遠く 声は消える