右の手で描かれた者が居る 其れは艱難辛苦 総てを包み込む 千変万化たる影の正体、 教えてあげる あゝ唯の人間さ 唯の人間さ ドラマチックに火を纏った舞台で 踊りましょう! 埃を被った思い出の向こうで薄明が 赤く染まり出す 命惜しさに尻尾巻いた 舞台に歌いましょう! 未来も見えないこんな 我楽多の目に映った其れが 忘れられないんだ 文明の花開く音がする 今朝のブラックコーヒーで憂鬱を 流し込む ねえ最近ちょっと退屈な日々が 続いていますが 其れもまあ悪くないもんさ 昔の事なんて何一つも 覚えちゃいないんだ 未来の事だって何も 理解らないのに何故? この心にぽっかりと空いた穴は何? 教えてよ師匠! あゝ ドラマチックに火を纏った舞台で 踊りましょう! 光も当たらない暗闇の向こうで 純白が僕を見つめてる 独りぼっちの君にあいのうたを 歌いましょう! 舞台に赤く染まった 薄明の幕がそっと降りる 有り触れた終演さ だが幸福な人生だった