最後の言葉がまだ言えないままで 苦しい ずっとずっと苦しくて いつの間にか大人になり 気づけないまま時だけが流れ 君の存在だけがこの僕の 隣を温めてくれたんだ いろんなものを手に入れては 失くしてきた だけどきみだけは消えないまま もしも願いがひとつ叶うならもう 少しだけ 近くに寄り添いあって時を刻みたい でもずっとずっと 好きだった辛いけど伝えたい ありがとう いま僕は僕の道に いま君は君の道へ歩く 凍てついてる指先を今は 他の誰かが温めるのかな 木枯らしまみれのかすかにする 君の香り 僕はいまでも きみを探してた これから僕が何度も同じ 景色に触れても 君のいない世界なんて 冷たい嘘みたい いまそっとそっと 募っては溶けていく 体温(ぬくもり)が 愛おしくて この気持ちを忘れゆく人を、 好きになったわけじゃないから ただ懐かしく思えるときよ 何度も何度も 君の名を呼ぶよ もしも願いがひとつ 叶うならそうひとつだけ 好きだよ、もう一度そう伝えたい でもねああ少し、もう少し 僕がいま僕らしく在るための想いを 時が経って歳をとって 君が僕の過去となって 会いたくて募る気持ちも薄れ行って でも君のこと想った軌跡は いつまでも変わらない君だけを 愛してる