応答がないまま絶命した受話器を置 いて 偽りの希死念慮ばかりを僕は選び取 っていた いつだってそうさ 世界の半分は夜だ 暗闇から本当の自分を探す旅を続け てた 痛いよ 夢でも傷から血が出た それでも 涙は枯れたままでさ 僕らに残された不自由は相変わらず 空を仰いでた いっそ消えてしまいたいなんて言う んだろ この世界に見えた絶望を最後に笑う のは誰なんだ きっと 未来に期待するんだろ ねぇ 尊大な羞恥が心の中 鉛みたいに 偽りの自己嫌悪ばかりを僕に与え続 けてた いつだってそうさ 人生はいつか終わる 人間に生きている意味などありはし ない そんなもんだ まだ痛いよ それでも歩くしかなかった ただ浮かんだ星は幸せだろうか ふと思い出す記憶から 溢れた言葉は 君だけには届かないけど 僕らに残された不自由は相変わらず 空を仰いでた いっそ消えてしまいたいなんて言う んだろ なぁ 僕らに託された未来なら簡単に壊れ てしまうから いっそ 消えてしまったっていいんだよ この世界に見えた絶望を最後に笑う のはこの僕だ きっと 希望はないと知ってても さぁ